耐風傘の柄修理トライ

DIY_DTM(Video)

耐風傘の柄が折れてしまった

私が住んでいる町は海が近く、風雨が強い地域です。会社の事務所は海の近くに位置しているため、通勤時に駐車場から事務所まで歩く間に天気の悪い時は強い風の為に普通の傘は役に立たない事も多く、コンビニで売っているビニール傘を壊した事は数知れず。そのため、耐風用の傘を今は使っています。傘の骨組みの強度が強くてこれは結構重宝しますね。

ある朝の出勤時は風雨が強かったのでこの傘を使用し、午後には雨、風もおさまって傘はささずに手持ちで退勤しました。このような時は、結構傘を置き忘れる事が多いのですが、この時は珍しく忘れませんでした。
事務所の玄関で帰宅する同僚と一緒になったので話をしながら歩いていたのですが、私がちょっと手を滑して傘を路上に落としてしまいました。それだけです。別に強く叩きつけたりもしていません。それが・・下の写真のように傘の柄の部分がポッキリと折れてしまいました。
耐風用の傘で骨組みは丈夫なはずなのに何故に? 
でもこんな事もあるんですね。

傘修理にトライ

このような時、一般的に考えるのは
(1)新しい傘を買う
(2)折れた部分に瞬間接着剤を塗って修復、そしてビニールテープでぐるぐる巻きにする
のいずれかでしょう。
この傘の骨は全く大丈夫。これより格好のDIYターゲットとして柄の修理をする事としました。

私はこれまでは、何かの修理の場合は大体(2)のような対応を取っておりました。でも、経験した方には解ると思いますが、機械的な力が加わる場所には結局瞬間接着剤とビニールテープぐるぐる巻き程度では最終的には接着した場所が機械的な力に耐えられずに離れてしまうのが常でした。
壊れた部分を外側から強力な補強のサポートで固定するか、あるいはもし内部が空洞なら、内部に補強の骨材を入れる等しないと自分の経験上、再使用は難しかったですね。

そこで今回壊れた部分を見てみると、傘の柄の部分は「幸運な事に?」内部が空洞。これにサポートの骨材を入れて補強する事としました。問題は、何を骨材とするかです。
それが、ずっと前に使って、将来的に何かの機会に使うかもしれないと思って捨てないで取っていた、水で濡らして柔らかくして使うモップのヘッド樹脂(吸水スポンジ)がありました。
この樹脂(給水スポンジ)は水で濡らすと柔らかくなりますが、乾くとカチンカチンに固くなります。固い時の強度を考えると骨材として十分使用できるように思います。しかもこの樹脂はカッターで容易に切れます。

⇒何という幸運!
⇒いやこの吸水スポンジを捨てないで取っていた先見の妙!!

これを棒状にカッターで切って傘の柄の部分の空洞に入れてサポートの骨材とする事にしました。下が給水スポンジを切り出した時の写真です。

次に切り出した給水スポンジをカッターで柄の空洞に入るように寸法を合わせて削って、先の部分に入れ込んだ写真です。右側の柄の本体に合うように径と長さを調整しました。

瞬間接着剤で固定。サポートの骨材みならず当然、傘の柄の破断面も接着剤を十分に塗布しました。

傘修理完成

そして、下の左側写真が補修した後の写真。右側が更にその上にビニールテープをぐるぐる巻きにして補強した写真です。会社で他の傘と見分けが付きやすいようにアクセントで両側に水色のテープも巻きました(センスが疑われますが、気にしません)。

修理した傘の写真です。手で持った感じでは強度は十分で、ぐらつきはしませんし、接着部分が剥がれたりもしておりません。

実際に持ってみると

これが風雨の強い時にきちんと壊れずに機能してくれるか、若干不安はありましたが先日かなり天気が荒れた時がありましたのでその時に使用しました。すると・・

そうです、実際に傘をさす時は、傘の柄の部分を持ってU字型に曲がる部分は持っていませんでした。
⇒従ってこの部分には力はかからない?
⇒従って内部に骨材の補強は必要なかった?


でも実際に柄が壊れた傘を持っている時は安定性が悪く不安定できちんと持てるかかなり不安でした。これより一つ学びました。
多分傘のU字型の柄の部分は傘を持つ手を安定させるため、重心の位置を調整する為の物なのでしょう(多分ですが)。
いずれにしても、補修した傘は全く問題なく使えております。私の数少ない?DIYの成功例かもしれません。でも、これなら内部補強は無くてただ瞬間接着剤とビニールテープぐるぐる巻きだけでもよかったかもしれません・・(汗)

もしかしたら余分なDIY?

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