新TVに致命的な問題が・・
前に投稿した「新TV:ステレオ・スピーカー移設」にて新TVの設置でステレオのスピーカー台を移設した事をお伝えしました。その記事の最後に
*新TVで一つ困ったことが起きたのですが、その改善DIYはまた次の機会に*
として記載させて頂きました。実は新TVはこれをこのまま我が家で使うのには致命的な問題がありました。
それはゲーム機や外付けUSB等を接続するHDMI、USB等の端子ソケットがTV裏側の向かって左側側面にあり、この新TVの側面はコーナーボードの壁面ぎりぎりになっていてこのケーブルの抜き差しの為に手が入らないことでした。すなわち、多くのソケットがありますが別の機器の接続が今のままですと困難という事です。
ケーブルを抜き差しする場合は、新TVをTV台ごと可能な限り前側にせり出してかつ左側面がコーナーボードの壁と重ならないように、左側がより手前側に出るようにTVを傾けなければいけませんでした。このTV台はTVボード台の前の淵結構ぎりぎりまで乗っていますから、万が一TV台が外れてボードから落ちたら目も当てられません。
端子は一旦入れてしまえばそう頻繁に抜き差しするものでも無いのですが、でも側面のソケットを使いたい時は常にこの作業を行うリスクが伴います。
これをどうにか改善したい。考えうる対応策は
①予めケーブルを買って全てのソケットに空ケーブルを差し込んでおく
②新TVの向きを変え得る別TV台を設置する
のいずれかでした。
そこで、そうです。旧TVは壁掛けスタイル。これに用いていたジグは可動式で前後、及び左右に傾ける事が出来る優れものです。この壁掛け用ジグを捨てないで取っておりましたので、これを転用する事にしました。
実は新TVを入れる際、TV引き取り業者に「この壁掛けジグも持って行ってもらって良いですよ」と話しましたが、業者からは「もったいないですよ」と拒絶されました。彼らはTVのみの扱いでジグを預けられても処分に困るからだとも思いますが、今となっては感謝・感謝です。
そして幸運にも、この壁掛けジグの耐荷重は新TVの重さにも耐えられるものでした。
旧TV用壁掛けジグを改造
しかし旧TVの壁掛け用ジグは、当然の事ながら旧TVに合わせた型式でしたので、新TVには合いません。具体的にはネジ穴位置が合いません。個人的には
「その位規格統一してくれよ」
と声を大にして言いたいのですが、メーカー側も何か大人の事情があるのでしょう。無いものねだりをしても仕方ないので、そこで、まさしくこれからがDIYの本領発揮です。
下に旧TVの壁掛け用ジグを新TVの背面に置いた時の写真を示しました。固定用のネジ穴2か所のうち、一ヶ所を合わせるとどうしてももう一方のネジ穴が合いません。また結構複雑な構造で金属の骨子が2枚貼り合わさった形なので、TVに接する側の金属板面にネジ穴を空けてもドライバーを刺し込む穴が無いので、ネジ穴を回すためのドライバーも差し込めません。
⇒つまりは、位置をきっかり合わせて金属プレートに二ヶ所、ネジ穴とドライバー穴を開ける必要がありました。
悩んでいても解決しない。ホームセンターに走り、金属用のドリル刃を購入。次にTVのネジ穴と位置を合わせてジグの金属板に穴を空ける事としました。この作業が一番緊張しました。ちょっとでも場所が狂えばネジ穴が合わなくなってネジを通せなくなります。慎重に。慎重に。
そしてTV背面に接するジグ板の対面の板にもドライバーを通せるネジ穴を空けました。このジグ板は斜めになっているので、それぞれの板の端から寸法を合わせると傾いている方のネジ穴の位置が合わなくなるので、あくまでも平面距離での寸法でネジ穴開けです。
以前に、私はきっちり寸法を合わせて木板に穴を空けたはずが組んだ後の板の厚さを考えずに位置がズレてしまったという事もあり、今回はその失敗経験よりより注意しました。~当然と言えば当然ですが~
セッティング
私としては奇跡的にネジ穴がTVの位置とジャストフィット!! ジグの対面からドライバーを差し込みビス止めです。しっかり止まりました。ある意味奇跡!(この記事、DIYじゃなくて小奇跡で投稿した方が良い?)
ジグは左、左の2個がありますから、左右、両方のセッティングが必要です。下左側の写真が片側のジグをセットした時の写真です。ネジはジグの隙間から入れなければいけないので手は入らず、ピンセットを用意。また、ドライバーは柄の長いものが必要でした。ドライバー穴は金属に穴を開ける負荷を考えると、できるだけ小さい方が良いですからドライバーの柄の直径は小さい方がベターでしたね(私の持っている電動ドリルは非力な為。コンパクトで音が静かですからある意味仕方ありませんが・・)。下写真右側が両方のジグをセッチングした時の写真です。
TV側とは別に、TVボード側用の壁掛けジグを設置した時の写真を下に示しました。TVボード上面に設置しているデコレーション用の照明電源ケーブルや外付けUSBハードのケーブルがちょっとうざく、電源の置く位置もジグの可動部に乗っていてちょっと微妙ですが、まあそれはTVの後ろに隠れるのでまあ我慢。
下左側写真が新TVを壁掛けジグに固定した時の出来上がり写真です。このTVジグはTV自体を前に引き出して、かつ左右の角度を変える事が出来ます。前に引き出して左側をせり出すようにして撮った写真が下右側の写真です。写真で撮影が出来る位左側側面が前にせり出して、側面の入力端子も全く問題無く抜き差し出来るようになりました。めでたしめでたし!
背面テーブルタップ台の作成
いくらTVの背面が見えないからと言っても、配線がごちゃごちゃしたままでいるのは私の本意ではありませんし、TVジグの可動部に配線が挟まれないとも限りません。そこでTV背面にコード整理の為のテーブルタップ台を設置する事にしました。
前に「勉強机のリノベーション」にて購入して残っていた木製のL字フックと端材(薄い板)で簡易な台を作成しました。L字フックはTVボードの壁掛けジグ設置用ネジ穴に固定する事にしました。この位置調整と穴開けも必要でしたが、L字フックは木製ですし、万が一位置が合わなくてもこれは200円程度で買えるものですからTVジグの金属プレートへの穴空けに比べますと失敗した場合のプレッシャーは格段に低かったです。
棚板とL字フックは両面テープで固定しました。特に負荷がかかる場所では無いので無理にネジ止めしなくても良いと考えました。
下写真の左側がL字型フック(木製サポート)片側設置、右側が両側設置時の写真です。
L字フック(木製サポート)に棚板を固定して上にテーブルタップを乗せた時の写真です。配線はかなりすっきりしました。
完成後
全作業が終わった後の写真です。新TVも壁掛けタイプに変更。最初から見えてはおりませんでしたが、気持ちコードもすっきりしました。個人的には旧TVの壁掛け金属ジグにネジ穴位置をぴったりと合わせて穴を開ける事が出来たのが、いつも失敗だらけの自分にしては珍しくヒットだったと思っております。
このように苦労して壁掛け型にしたのですが、実はその後背側面のソケットにケーブルを抜き差しする操作が発生しておりません(汗)。ゲームのケーブルも一度挿したらそのまま。USBハードも同様です。でも折角の壁掛けジグを転用出来たので今回のDIYは、実はメインは金属プレートに穴あけをしただだけなのですが、かなり満足です。
また外した新TVのTV台を何かに転用できないかと思っている今日この頃です。
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