はじめに
皆さんは天ぷらを調理した後、使った油はどうされているでしょうか? 固形化剤で処分される方もいるかとは思いますが、油が劣化していなければ回収して再利用される方も多いかと思います。私もその一人で、我が家では天ぷらを行う頻度は少ないのですが、それでも使った油を1回だけで捨ててしまうのはもったいないので、油は回収して再利用しています。
そこで、ひとつこの回収用に用いるロート径が小さいのが玉に傷でした。下の写真が鍋から油を回収する時に使用するロートの写真。ちょっと小さいですね。周りにこぼしてしまうこともしばしば。

それなら大きいロートを買えばそれでよいだろうと言われそうです。まさしくその通りです。でも家の近くのいつも行くスーパーには大きいロートは置いていませんし、100均も小さいロートしかありませんでした。大きいロートを捜しに郊外のホームセンターまで行くのは面倒、そこで広口のロート自作にチャレンジすることにしました。
PETボトルで広口:ロート作成にトライ
今回使用したのは使用済みのPETボトルです。口を逆さにすると本体の径が丁度良い大きさになります。下がその時の写真。でも、PETボトルの注ぎ口は大きすぎて回収用の油ボトル口には入りませんでした。そこで、このPETボトルをこれまで使っていた小さなロートの上に置くこととしました。これなら油をボトルに入れる事が出来ます。でもぐらついて安定性にはかなり不安があります。このまま油をそそいだら、間違いなく傾いてこぼれてしまうでしょう。

ここでDIYの本領発揮です。前に何かの電化製品を購入した時に入っていたクッション材をカッターで切り出して、PETボトルが小型ロート内にすっぽり収まるようなサポート枠を作成しました。
クッション材の外周は小型ロートの内径に合うように、クッション材の内側はPETボトルの注ぎ口が入るようにくり抜きました。くり抜く寸法はさほど正確さは要求されません。クッション材は弾力性があるので大体の寸法を満たしてちょっと大きめに切れば、後は押し込んでOKです。

PETボトルをこのクッション材に押し込み、さらにそれを小型ロートに押し込みます。切り口は最終的に隠れて見えなくなるので綺麗さは関係ありません。PETボトルをロートにしっかりと固定してくれて安定性劇的アップです。

実際の使用
実際に油を回収する時は、濾過用に金属メッシュ(茶こし用?)を入れて回収しました。ころもも、かすもこの金属メッシュがしっかりと補修してくれました。安定性もGoodです。

これでほぼ完成なのですが、欲は出るもので、この回収装置を洗ってみると、なんかクッション材に油が付いているような気がする。そこでクッション材をアルミホイルで包むことにしました。さらに、受け容器は間違って倒れて油がこぼれないように、100円ショップで売っていた丸形の卓上ゴミ箱に入れました。受け容器は寸法的に、まるでこのために作られたようにジャストフィットです。

再度、油回収をした時の写真です。PETボトルには今度は金属メッシュでは無くて水切り用の網を敷きました。金属メッシュなら洗わなければいけませんが、水切り用の網なら濾過した後の屑をメッシュと一緒にゴミ箱ポイでOKです。

おわりに
実際に天ぷら油の回収後の写真です。かすが濾されて綺麗に油が回収できました。また、回収油Box(元々油が入っていた容器)の安定性も抜群でした。

これで終了ですが、アルミホイルを巻くことは1回試したのみで後は行っていません。アルミホイルを巻いても何か表面がべとついているような感じがして、結局アルミホイルを外して洗うので付けても付けなくても一緒のような感じでしたので。多分、手についた油が移っているのかもしれません。
でも、実はこの試作が終了した後、我が家では半年以上天ぷらはまだ調理しておりません(笑)。
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