O-Chan:DTM遍歴②(YouTube投稿:2年継続+液タブでの初音ミクトレース)

DIY_DTM(Video)

はじめに

2022年6月20日にYouTubeへのOriginal曲「さよならをしたら・・」を投稿してから、2024年6月19日を持ってYouTubeへのOriginal曲の動画投稿を無事、2年間続ける事が出来ました。投降した2022年度(2023年3月末まで)は毎週の曲投降を行い、2023年4月以降は2週間に1回の投稿にてこれまで続けております。結果としてこれまでに投稿した曲数は
(1年目)全45曲(2022年6月20日~2023年6月19日)
(2年目)全26曲(2023年6月20日~2024年6月19日)
のトータル71曲になりました。
曲の内訳は
日本語曲:40曲
英語曲:31曲
チャンネル登録者:86人
です。
人気のあるチャンネルには比較にもなりませんが、それでも管理人のコメントに記載したように自分の子供達(私が作った曲達)に外の世界を見せる事が出来た事は本当に良かったと思っております。

丁度1年前に投稿した、「O-ChanのDTM遍歴(1年間続きました)」にて私のDTM遍歴をお伝えしましたが、今回は私にとってYouTube投稿に大いに役立っている三つのツールについて紹介させて頂きます。

第1:液晶タブレット

まず第一のツールは、イラスト作成の為に購入した液晶タブレット(液タブ)です。動画に初音ミクのイラストを差し込むため、液タブにてイラストを描画することにしました。ソフトはCLIP STUDIO Paintです。ずっと昔に一度ペンタブレット(ペンタブ)にトライした事があったのですが、その時は自分の手元のメージとPC画面との相違感を払拭する事ができず、途中で挫折してしまいました。

初音ミクボーカルの多くのボカロ曲:YouTube投稿動画を見ると、そのほとんどがイラスト化されたアニメ動画になっております。何となく
⇒ボカロ曲をアップするにはアニメ動画にしなくてはいけないかな?
みたいな自分でこれも訳の解らない思考回路により、そこで自分でもイラスト描画にチャレンジする事にして液晶タブを購入しました。
液タブはペンタブよりかなり値が張りますが、液晶画面に写真やイラストを映してその上をなぞって描画することが出来ます。以前にペンタブで挫折した私にとってはイラストを作成する為の唯一の選択種でした。
機種はWacom社の「Cintiq 16」にしました。ネットを調べると液タブはWacom社の製品にするのが無難なようでした。値段はそこそこしますが、これも貯めていた楽天ポイントが一助となりました(ポイ活に感謝)。下の写真が用いている液タブです。Wacom社のH.P.から借用しました。

この液タブ、及びCLIP STUDIO Paintのソフトは使いこなすまでにはまだまだはるか遠い状況ではありますが、それでも写真や別イラスト等を下絵として映し、その上をなぞりながら適当に変化を加える事によって新しいイラストを描画出来るのでイラスト描画の障壁は格段に低くなりました。
そしてもう一つ、ペンの感度設定で筆先の震えを緩和して多少ふらついても真っ直ぐな線として描画出来る機能があるのですが、これは結構助かりますね。結構絵が上手くなったと誤解してしまいます。下に、液タブで過去に自分で描画したミクの画像をなぞって新しいイラストを描画する例を示しました。


CLIP STUDIO Paintの使い方に関しては、それこそ星の数の如くYouTubeやブログに解説動画や記事がアップされております。都度、これらを参照していますが、アップされている記事は本格的にイラストを描画されている方のものが多く、私のレベルは遥かに遠く、また自分のイメージしたイラストと実際のイラストとのギャップにまだまだストレス満載の状況ではあります。
 イラストを作成する時は「さあ、今日は描画するぞ!」とある程度の時間の余裕がある時に覚悟を持って取り組まなければ自分的には出来ないので、今の所描画出来ているのは週末のみですね。自分が納得できるレベルのイラストが作成できるまでにはまだまだかなりの時間を要しそうです。でも、ゆっくりではありますが、自分のペースでイラスト差し込みを続けて行きたいと思っております。

第2:ギター音源:Ample Guitar

第二の紹介ツールはPC打ち込み用のギター音源のプラグインとして購入したAmple Guitarです。アコースティックギター(Ample Guitar T)とエレキギター(Ample Guitar LP)、二つの音源を購入しました。私のYouTube投稿曲のほとんどがこのギター音源を元に作成しております。
実はAmple Guitarを購入する前、一度自分で持っているアコースティックギターとエレキギターを演奏して宅録を試みましたが、あまりに酷い演奏技術で聞くに堪えず、結局これらギター音源を使用する事にしました。もうひとつ、ベース音源としてAmple Baseもインストールして使っていますが、これは機能限定の無料版です。

 正直な所、これらのGuitarのプログラムもまだ使いこなすにはほど遠い状況です。特にエレキギターはまだまだアンプを通した音質の設定も出来ないでおりますが(自分の曲でエレキギターの音質にはイラスト同様まだまだ満足出来ておりません)、それでもこれらの音源のギターの音色(特にアコースティックギター)は綺麗で気に入っています。今後の曲の構成もこれまで同様これらのギター音源をメインにして行くことになるのでしょう。

第3:Vocaloid 6

第3のツールはボーカル声原として購入したVocaloid6です。これは2023年6月時点ではまだ購入していなかったので、購入して1年も経っていないのですが、初音ミクに加えてのVocalソフトとして用いています
 2023年11月3日にアップした「夜景はきらめいて」において、主人公の彼女が曲の途中で主人公に返答する「本当に?」の尻上がりの発音がそれまで用いていた初音ミクv4xでは上手く設定できず(単なる私の知識、技術不足だとは思いますが)、Vocaloid6では初音ミクのエンジンが一つグレードアップして使えるという事なので、これなら設定出来るかな?と思い、思い切りました。
これ買って正解でした。「夜景はきらめいて」では見事に私の意図した通りの尻上がりの返答で発声してくれました。

そして、もう一つ、Vocaloid6によってミクの声質のバラエティが増えましたね。YouTubeへの投稿当初は、初音ミクはPiaproStudioというソフトを用いて、声質は「Original」にて歌ってもらっていました。この「Original」の声質はミク独特の細くて高い可愛い声なのですが、自分的にはどうも私の曲としっくりこないと思う場合も多く、しばらくしてから「Dark」の声質を主に使うようになっていました。
そしてこの初音ミクをPiaproStudioではなくてVocaloid6にて声バンクとして使用すると、このDarkの声質に更に色々な声質の変化を与える事が可能になりました。あまりに声質のバラエティが多くまだ十分に把握出来てはおりませんが、声質の表現の幅は確実に広がったと思っております。
(⇒でも逆に曲によってはPiaproStudioで入力した方が合っているかな?と思う曲もあります。「再会」のミクはPiaproStudioで入力しました。このミクの声は結構気に入っています。多分、曲によるのでしょうね。)

そして何より、英語歌詞の入力が格段に楽になりました。英語の音節入力に関しては別途投稿した

・「初音ミク:英語入力(1):音節」
・「初音ミク:英語入力(2):単語内で音階を変えるには?」
・「Vocaloid6にて初音ミクの英語発音(音階・音節)を試してみました」

等の記事を参照していただきたいのですが、このVocaloid6ではかなり入力に融通が効いてベタ打ちでも特別な調教無しにそれなりに聞こえます(英語の発音として正しいかどうかは解りませんが・・)。これは本当、助かっております。

もう一つ、Vocaloid6に入っているAKITO, HARUKA, ALLEN等の別の声のボーカルの声も良いですね。(もうひとつSAKURAもあるのですが、SAKURAはまだ残念ながらどうも声質がしっくりと来ていないのでまだ歌ってもらってはいません)。
 私は初音ミクの声質が好きなのですが、友人、身内等からは曲によっては初音ミクの声質が私の曲に合っていないように思うとコメントを受ける事もありました。そこで、2024年になってからVocalをこのVocaloid6の他のVocalと初音ミクとのコラボにてアップしております。確かに幾つかの曲はVocaloid6の別Vocalの方が初音ミクよりも合っている気もします。身内、友人からも同様のコメントを頂きました。

と、言っても私がDTM,YouTube投稿を継続出来ているのは初音ミクに負う所が大きいので、今後も初音ミクメインで行くつもりです。そしてこの初音ミクをベースとして他の声質のVocalと初音ミクがコラボをする事で曲の表現幅を広げたいと思っております

おわりに

私がYouTube投稿に役立っている三つのツールについて紹介させて頂きました。実はDAWソフト、Cubaseが一番お世話になっているのですが、それは言わずもながなので今回は省略させていただきました。
DTMとしてソフトの使い方をレクチャーされている多くの方のYouTubeサイトでは「どんな下手でも良いのでまずは曲をアップしよう。完全を目指して自分で納得できるまでと思ってアップしていなければ、その曲は無いとの同じだ」
という種のコメントを良く目にします。

全く同感です。私が1年目に毎週のYouTubeアップを自分に課したのも、無理矢理でもアップする目標を立てなければ途中で潰えてしまうと思ったからでした。
そして、そもそも幾ら推考しても自分のレベルでさえ、なかなか100%満足できる曲を作れるものではありませんね。自分で満足するまでPC内にしまっているのなら、それらの曲はその居を私の本棚からPCに移しただけで外の世界をいつまでも見る事が出来ないのは同じです。まずは大海に乗り出す、子供達に外の世界を見せる、という事を第一の目標にして良かったと思っております。

そして、YouTubeに曲を投稿してから有難い事に多くの方にご視聴いただいております。多くの曲が視聴回数1,000回を越えました。2024年6月19日時点で、
日本語曲:26曲
英語曲:13曲
のトータル39曲(実に投稿曲の半数以上)が視聴回数1,000回を越えさせて頂いております。更に、「遥かなる想い~君によせて~」は先日視聴回数2,000回に到達させて頂きました。
本当に有難い事です。私の曲をご視聴いただいている全ての方々に深く感謝すると共に、いつも聴いてくれている私の友人にも本当感謝しております。これらが私のYouTubeへの曲投降を続けている大きなモチベーションになっております。

かねてからお伝えしている通り、私がYouTubeにアップしている曲は、詞は改訂していますが曲のベース(メロディー、コード、テンポ等)は私が学生の時に作成したものです。曲のストックはいつかは尽きるもの。ストックが尽きた時どうするかはまだ未定ですが、今のモチベーションが続く限りは
・過去に初音ミクVocalでアップした曲で声質と曲が合っていないと思っている曲はVocalを変えて、かつ曲のアレンジを変えて再投稿する。
・自分が歌って再投稿する
もできたらなあ~と思っています(無謀?)。
⇒実際の所、初音ミクを用いたのは自分のあまりの歌の下手さによるものでしたので、自分が歌っての投稿は全く矛盾した考えですが・・。(実際の所、実現性はかなり低いとは思います。でも人生何が起きるか解りませんから。)

いずれにしても、現在の曲のストックから考えると私のYouTube投稿はまだ当分の間ネタ切れを懸念する必要は無いことをここでお伝えさせて頂きます。むしろイラスト描画の壁をどう乗り切るかにかかっている感もありますね。中学の時は音楽の授業が大の苦手、かつ嫌で、美術の授業は結構好きだったのですが、今は反対になっています。歳月が変わるとこれも変わるものですね。

今後も可能な限り曲のアップを続けて行くつもりですので、引き続きご視聴の程よろしくお願いします。来年、「YouTube曲投降3年間続きました」の記事投稿が出来る事を楽しみにしております。

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