はじめに
みなさんはふるさと納税をされていますか? 私も数年前から行っていますが、いつも年末ぎりぎりに肉や蟹類を返礼品に選ぶことが多く、冷蔵庫のスペースを圧迫することもしばしば。
そこでこの年は11月末に翌年から複数回に分かれて届く定期便を選びました。私は楽天市場でカード払いでこの返礼品を注文しました。
そして12月初旬、その町から確認書が届き、ワンストップ申請の返信をしなければいけなかったのですが、そのうちにと思いながら返信しないまま12月中旬、そんなある日、週末にたまたたま娘が帰省して来ました。
娘からの依頼
娘もふるさと納税をしていて、これもまた寄付をした町へ返送する書類をまだ出していないとの事。娘は日曜日の夕方に自分のアパートに帰る予定でしたが、たまたま私が翌日の月曜日に休暇を取っていたこともあり、私がふるさと納税の書類返信をするなら自分の書類も一緒にポストに出して欲しいと言いました。ただポストに投函するだけなのですが、まあ、面倒と言えば面倒。これには当然OKしました。

そして私も重い腰を上げ、私が寄付した町から届いてそのままになっていた封書を開きました。
書類確認
ん?
なんか、記載内容がちょっとおかしい。
ん?
あれ? 返礼品:金額の(0)ゼロがひとつ多い・・!
急いで楽天市場での購入履歴をチェック。町から届いた書類と同金額です。

あ~ またやってしまった!!
ネットで何気なく寄付した返礼品が、間違って当該品の隣か上か下、どこをクリックしてしまったのか解りませんが、私は一桁高額の寄付をしてしまっていたのです。
⇒ 絶句!!!
対処
この年、私は奮発して小さな額の返礼品を選ぶのではなく、それなりの高額返礼品の定期便を選びました。それが更に一桁多い額という事は・・そうです。かなりの高額です。
⇒ 改めて絶句 !!!
(具体的金額を伝えるのは控えさせて頂きます。)
本当、これは顔が青ざめてしまいました。
近年に無い大失態です。損失額から言うと、このブログの別投稿「ネット詐欺にあってしまった・・(泣)」で失った金額はまだ可愛い方です。
そこで私の取った行動と結果についての履歴を時系列にて以下に。
1)家族には気付かれぬよう、ふるさと納税のシステムについてネットで調べる。
⇒ふるさと納税は「基本」寄付なのでキャンセルは不可。キャンセルの可否は各市町村に一任。キャンセルしたい場合は寄付した市町村と直接交渉するようにとの記事。カード会社は関与せず。
2)楽天カードの引き落としを確認。
⇒寄付のクリックをしたのは11月末でしたが、その月の楽天カードの引き落とし時期は過ぎていた。
従ってこの引き落としは12月末。引き落とし迄にはまだ数日の余裕があった。(幸運)
3)寄付した町にTELをする。日曜ですから当然営業外のアナウンス。連絡が付かない。
4)寄付した町にメールで状況を伝える。当方の連絡先を含め明日TELする旨も書き添える。
5)夕方、娘を何気ない態度でアパートまで車で送り届ける。(この時点ではまだ伝えない)
5)翌日:朝一に寄付した町にTELする。電話を受けた方はメールを確認していた模様。「自分では判断できないので町の幹部に問い合わせて後で連絡します」との返事。
6)連絡待つ。午前中TEL来ず。午後もずっとTEL来ず。15時半頃にやっとTEL来る「上役と相談して今回はキャンセルを受け付けることにしました。お金は一旦引き落としされますが、カード会社のシステムにもよりますが1~3ヶ月程度後に戻ります。」
⇒良かった~!!!
この間、ずっと冷や汗です。
最悪の場合、カードと紐づいている銀行口座の預金を全額引き出そうかと思いましたが、ATMで1日に引き出せる金額って決まっていますよね。(よくよく考えたら、カード会社と紐づいている銀行口座を預金額がほとんどない別口座に変更しても良かったですね。この時は焦りすぎていてこの考えには思いつきませんでした。
(⇒一応、ふるさと納税は入金を確認してからの返礼品送付が基本とのこと。これより入金されない場合は返礼品の送付も無くなる旨の記載があることも確認しました。)
いくつもの奇跡
寄付した町の善意で事なきを得ましたが、今回はいくつもの奇跡が重なって私の失敗を救ってくれたと思っております。この奇跡を思いつくままに羅列しますと
1)注文したのは11月だったが、たまたま11月のカード締め日以降の発注で、12月カード締め日までまだ数日の余裕があった。
2)翌年から配達の定期便を選んでおり、返礼品がまだ届いていなかった。
3)気が付いた翌日にたまたま会社の休暇を取っていた。
4)(そして何より)娘が週末帰省して私に「ふるさと納税の書類を投函してくれ」と頼んだ。
娘にこの事を伝えたのは一度引き落とされた金額が戻って来たのを確認してから、数ヶ月程経ってからです。娘から「私に感謝して!」と言われ、感謝の証として鰻を食べに行きました。それでもこの鰻の値段は私が失敗した額に比べれば対したことはありません。
おわりに
このひと騒動が過ぎた後で、自分でふるさと納税を返礼品目当てで行っていたあさましさに深く反省をしました。ふるさと納税の本来の趣旨、「その町へ寄付をしたい」「その町に役立てて欲しい」というポリシーを忘れ、私は返礼品の方ばかりを考えていました。深く、深く、反省です。
そして、それと同時にキャンセルを受け付けて頂きましたその町の対応にも感謝して、翌年も(今度は前よりも少額ですが)寄付をさせて頂きました。今度は、額を間違えないように何度も確認をした上で寄付させて頂きました。
皆さんも間違って高額の返礼品をクリックしないように、ふるさと納税をネット注文する時は十分注意された方がよろしいかと思います。
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