曲紹介:68.【応仁の時】
2024年5月3日にYouTubeに68曲目「応仁の時」を投稿しました。この曲はメインボーカルは初音ミクではなくVOCALOID 6のAKITOとしました。DTMを始めてからずっと初音ミクにメインボーカルを担ってもらっていたので、AKITOに変える事はかなり勇気が入りましたが、身内、友人等からこの曲にAKITOの声が合っているとのコメントを頂きました。
この曲をきっかけに以後、私のYouTubeに投稿する曲はメインボーカルを初音ミクからVOCALOID6に変え、初音ミクはコーラスに回って貰う事が多くなりました。でも、初音ミクのコーラスが逆にVOCALOID6の声に合ってなかなか良い!これは新たな発見でした。
この曲もご多分に漏れずOriginal曲は学生の時に作成したのですが、実は、さだまさしさんの「まほろば」という曲を意識して作ったものです。「まほろば」は三拍子で奈良の地名が入っている曲ですが、この曲を聴いた時、私も三拍子で古都の地名が入った曲を作ってみたいと思い土地は京都で作成しました。その観点で見てみると、Aメロ、Bメロ、サビ前、サビ、流れと曲調は「まほろば」に近いかと思います。でも、決してパクっているのではありませんので、その辺は誤解の無いように。
YouTube投稿にあたっては、題名と詞を変えました。Originalの詞は後半にお伝えするソングスコアの所の記述を参考にしていただければと思いますが、常々お伝えしている通り地名を詞に入れる時は曲のイメージが固まりすぎて気を付けなければいけないと思っています。
Originalの詞は京都の渡月橋、嵐山と地名は入っているのですが、実は別の橋の名前、山の名前でも詞自体は成り立つので、その意味では渡月橋や嵐山でなくてはいけない状況ではありません。でもサビの
「彼方見れば嵐山***」
の「嵐山」はこの曲のメイン所であるので外したくない。そこで私にしては珍しく嵐山、渡月橋の歴史を調べて詞全体を見直す事としました。
そうすると、歴史的には、以前渡月橋が戦で焼け落ちが事があったんですね。それが「応仁の乱」でした。
これで、詞の舞台背景が決まりました。恋人or夫婦が応仁の乱の時に焼け落ちる寸前の渡月橋で別れるという設定です。男性は戦に行かなければいけない状況(突き詰めれば、渡月橋が焼け落ちるような切羽詰まった状況の時に男性がこれから戦に行くと言うのもかなりのんびりしているのですが、まあそれはそれとして)。
そして更に「西陣織」の名前は応仁の乱の時に大将が西に陣を構えた事から由来したようです。この事から類推すると応仁の乱の時はまだ時期的に「西陣織」の名前は一般には定着していなかったと思われますが、まあこれは深く突っ込まずに。
個人的には動画で最後の火の粉と落ちる枯葉とを組み合わせたシーンが気に入っていて、仕上げた時は疲れと虚脱感で
~もうこれ以上の動画作成は当分無理~
と思ってしまいました。全くの個人的・自己陶酔になってしまうのですが、今見直しても後半の動画は曲の背景を上手く表現出来たかなと思っています。でも、逆に曲自体がかなり重たいものになってしまったかもしれません。よくよく考えると、戦の歌、火の粉の動画、これは見る、聴く方にとってはかなりしんどいですよね。
自分で力を入れすぎると却って空回りしてしまう事も多いので、これも日々勉強です。
応仁の時 詞:O-Chan
都の炎 妖しげに 君の姿 照らしてる
別れ場所は 渡月橋(この橋か) 月も陰る 霞みゆく
君は西へ行く 都離れて
僕は都へ向かう それが定めで
彼方見れば嵐山 恋も夢も捨てた
襷かけて嵐山 旅立つとき
西陣の帯になぞられた 凛々しさ 気高さ とわになほ
君は西へ行く 明日を信じて
僕は都へ向かう 今を守りに
これで君と会う事も かなわないかもしれぬ
けれどきっと生き抜いて 迎えに行く
風吹く火が移る 走れ止まるな
彼方見れば嵐山 紅に身を染め
襷結び嵐山 ただ守りぬくため
彼方見れば嵐山 何もかも捨て去り
襷絞り嵐山
曲紹介:81.【The Time of Ohnin】
日本語版、【応仁の時】をアップしてから約半年後、2024年11月1日にYouTubeに81曲目「The Time of Ohnin」を投稿しました。基本的には英語詞は日本語詞の英語変換を踏襲しています。
ビデオ後半に出て来る女性のイラストが出た方が良いのか、出さなかった方が良いのか・・。イラストがいかにもチープに見えてしまう感もあり。これは自分でも評価が分れる所です。
「応仁の乱」と言えば日本人なら詳細までは解らなくても昔あった戦いのイメージは湧くと思いますが、外国人はそうでは無いのでビデオの最初にテロップで簡単な経緯を入れる事としました。果たして外国の方がこの英文を見て理解出来るかどうかは不明ですが・・。
(ちなみにOnlineの英会話外国人の先生:数人に見て頂きましたが皆、最初のテロップはちゃんと見ていませんでした。そんなものかもしれません)
サビの
Remember, memories ***
Reminder, memorize ***
は韻を踏んだつもりなのですが、どうもスマートさに欠けますね。やっぱり韻を踏むと言うのは文頭ではなくて文末じゃなければいけないのでしょうか・・?(⇒韻を踏むってそもそも文末の話じゃないの?) これも日々勉強です。
The time of Ohnin Lyric:Aurora/O-Chan
The fires from the city shine on your figure billiantly, painfuly and sadly
Now’s the time for parting at this old weird bridge The moon disappears into the dark
You will have to go to the west leaving this place to survive
I have to go to the city It is our destiny
Remember, memories “ARASHIYAMA” I have to lay down my love and dream
Reminder, memorize “ARASHIYAMA” Now in our time to leave
I hope you never lose your sincerity like the noble woven fabric “Nishijin”
You will have to go to the west believing for tomorrow
I have to go and conduct a fight to protect the life of today
Remember, memories “ARASHIYAMA” I I don’t want this to be the end
Reminder, memorize “ARASHIYAMA” I will return again
The wind blowing The fires spreading Go now, Run now, Never stop
Remember, memories “ARASHIYAMA” The color has changed to flaming red
Reminder, memorize “ARASHIYAMA” I will never forget all of you
Remember, memories “ARASHIYAMA” I will continue to have hope
Reminder, memorize “ARASHIYAMA”
1,000回感謝記事
日本語曲【応仁の時】は2024年10月15日に視聴回数1,000回に到達しました。アップしてから6ケ月半での視聴回数1,000回到達です。この曲をご視聴いただいた全ての方々、及びいつも聴いてくれている私の友人に深く感謝します。
一方、英語曲【The Time of Ohnin】が視聴回数1,000回に到達したのは2025年2月24日。アップしてから4ヶ月弱です。投稿してからの日数的にはこの曲もこの前に投稿した「バス停看板」「The bus stop sign]、同様、英語曲の方が日本語曲よりも早く視聴回数1,000回に到達しました。この曲もご視聴いただいた全ての方々に深く感謝します。
視聴回数推移のグラフは、日本語曲と英語曲を一緒に、そして比較の曲としてこの曲の前後にアップした「バス停看板」「意地でもMy Way」とそのその英語曲とを比較してを下に示しました。グラフ中オレンジ色の線で示したのが「応仁の乱」、緑色が「The Time of Ohnin」です。

投稿してからの日数に換算したグラフを下にどうぞ。今度は灰色の線が「応仁の時」、黄色の線が「The Time of Ohnin」です。
この同時期にアップした曲は数曲、日本語曲よりも英語曲の方が視聴回数が多い傾向が続いております。これまでとはちょっと違う傾向です。
ただ、1,000回を越えてからのカーブは英語曲は日本語曲よりもなだらかになってきているので、このまま続けば遠くない将来に投稿してからの日数換算では逆転現象が起こるかもしれません。

視聴回数1,000回到達の感謝日本語ショート https://www.youtube.com/shorts/pMJ0g5UvPTE
英語ショート https://www.youtube.com/shorts/FSvI95j9sKc
です。前回同様リンク画像を貼り付けると画像がやたらと大きくなるので画像は止めました。
恒例?のOriginalソングスコアです。原曲はコードEmで作っていたんですね。EmだとサビでAKITOの声が苦しそうに聞こえて厳しいので下げました。(別投稿「Vocaloid6(AKITO,HARUKA等)の聴き易い声域を初音ミクと比較して調べてみました:において、AKITOの聴き易い声域はE3まで。これ以上になると苦しそうに聞こえてしまいますが、Original曲の声域はG3まで上がっています。当然、私もこの声域は出せません(出せないのに何でEmで作るんだと言われるとこれも苦しいですが・・実は、ギターで弾くマイナーコードの中ではEmは開放弦が多くて比較的音が澄んでいるように聞こえるのと、空いている人差し指や小指でちょっとおかずの遊び音を入れる事が出来るのがマイナーコードの中で私が良く使う理由です)

嵐山暮詩 詞:O-Chan
古都の陽暮れあざやかに 君の頬を照らしてる
別れ場所は 渡月橋 しぶき受けて 水面見る
君は西へ行く 都放れて
僕は北へ帰る 君を忘れて
かなた見れば嵐山 恋も夢も捨てた
ひとみ閉じて嵐山 全てうつろに
西陣の帯になぞられた 一途な女になるならば
嵯峨の竹のきびしさを 抱いた男に変わりたい
君は汽車に乗る 僕を忘れて
僕は別れ告げる 君に背を向け
枯れ葉落とし嵐山 過去も明日も捨てた
夕陽浴びて嵐山 全て投げ出し
風吹く呼びとめる 振り向く かける
かなた見れば嵐山 何もかも忘れて
瞳閉じて嵐山 強く強く抱きしめ
枯れ葉落とし嵐山 過去も明日も捨てた
夕陽浴びて嵐山
Originalの詞は現代が舞台です。いつも詞を変える前と後、どっちが良いのかは評価に迷います。詞を変えた後の方が詞が重くなりすぎてOriginalの詞の方が良かったような気もしないでもありませんが、Originalの2番歌詞で「汽車」って、今はもう死語に近いですよね。これを現在風に変えると、
~君は電車に乗る**~
でしょうか。
⇒軽くなっちゃうような気がしてちょっと曲のイメージと合わないかも。



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