初心者マークの非掲示にはご注意(泣)

失敗談

初心者マークの掲示を忘れて反則金以外にも痛手を負った失敗体験談です。

免許を取得して半年以上経過、運転も大部慣れてきた年末、帰省する姉を駅に迎えに私が行くことになりました。私の実家はかなりの田舎で、最寄りのJR駅までは30Km程度離れています。電車が到着するのは夜8時。さらにその日は雪が降っており、私の運転技術を不安視した両親が、母親(免許は持っていません)が車に同乗し、さらに車も家保有の軽トラではなく、仲の良い親戚の乗用車を借りて迎えに行くことになりました。少し余裕を持って昼なら40分程度で着く道ですが、夜7時頃には家を出ました、家を出て直ぐに年末の警察の一斉検問に遭遇。車タイヤの溝の深さを調べられ、これは親戚が新しいタイヤに替えたばかりだったので問題無く通過。そして雪の中「安全運転で」30km先の駅を目指しました。暫く走って最寄りの駅が見える高台まで達した時、またもや警察の検問。「またか-」と思いながらも車を止め、免許証提示。お巡りさんは暫くの間私の免許証をまじまじと見ていましたが「初心者マークが掲示されていない!」と。しまった、親戚から車を借りた時、初心者マークを貼るの忘れていた!


(警察)「車のエンジン止めてこっち来て」と、してワゴンタイプのパトカーに連れられて乗ったら、私の他にも何の違反か解りませんが2-3人、同じように交通違反の手続きをしている人がいました。自分だけでなかったことで少し安堵を感じつつも、これらの人達の手続きで結構時間がかかっている・・。まずい、電車が来てしまう。でも、当時は携帯も無い時代です。姉に連絡を取る術がありません。パトカーの窓からの遠景で電車が駅に到着したのが見えました。でも手続きはまだまだです。「あー、姉怒るだろうな」「それより雪道で事故したかと心配するだろうな」と。でも初心者マークの掲示を忘れていた私が悪いのでどうしようもありません。

結局手続きが全部終わるのに何だかんだでかれこれ一時間近くかかったと思います。学生だった私には反則金は痛かったですが、私はこの時にもっと大きな事を忘れていました。それは同乗していた母親です。車での移動だったので、母親は冬でも比較的軽装で車に乗ってしまっていたのです。その母親がヒーターが切れた車内で冬の夜に一時間近く待たされていました。これは本当に可哀そう、申し訳ない事をしました。手続きが済んだ私に母親は怒り口調で「お前はまだ学生だけれど、罰金はお前の責任だからお前が自分で払え」と、当然ですよね。母親は更に「ただ警察も少し冷たい・ずっと寒い車の中で待たされているこっちの事も少しは考えて欲しい。自分達はパトカーで暖房付けていて・・」と。怒りが私一人ではなく警察にも少し向いたのは不幸中でも少し幸いか・・。

駅に着いた時、幸運にも姉はさほど怒りはしておらず、「家にTELした時に父親から迎えに出た事を聞いていたので、雪が降っているので安全運転で最初は少し遅れているのかと思ったけれど、あまりに遅いから事故ったかと思ったので交通違反でまだ良かった」と言ってくれました。後日、郵便局に反則金の支払いに行った時、局員さんから「3,000円?こんな安い反則金初めて見た。君何の反則したの?」と。私は「初心者マークの非掲示です」 局員さんは「え~そんなんで反則金取られるんだ。初めて聞いた」と。当時はまだ初心者マークの非掲示で反則金を取られるのは珍しかったのかもしれません。でも、警察の方も寒い冬にそんなに手続きに時間がかかるなら、せめて
・車のアイドリングOKとしてくれる(あ、運転手が居ないのにエンジンかけちゃ駄目か・・)か、あるいは
・母親を暖房が効いているパトカーに同乗させる(あ、これも関係ない人をパトカーに乗せたら駄目か・・)等、何らかの対策を少しは考えて頂くのが市民に寄り添うスタイルかと・・(結局は私が悪いので私には何もいう権利ありませんが)。
幸いにも母親はこれが原因で風邪をひくことはありませんでしたが、暫くの間、機嫌が悪い日が続きました。初心者マークの非掲示は思わぬ弊害を発生するかもしれませんので、道路交通法はきちんと守るようにしましょう。

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