はじめに
自分で言うのも何ですが、私は結構チョンボをします。ちょっとした注意ミスというのもあれば、これまで「失敗談」のカテゴリーに載せている記事、その他、枚挙にいとまが無い位結構多くあります。
若い頃は「天然」と言ってごまかしては来ましたが、歳を取るに従って単なる「天然」ではすまされなくなってきました。それでもチョンボは起してしまうもの。その中で帰省時にたて続けに何回もチョンボを繰り返してしまった事がありますので、今回はその時のその失敗談について紹介させて頂きます。
空港でのチョンボ
私は年に1回、夏に帰省をしておりました。実家は遠いので飛行機での帰省です。帰省時には親戚及び、今回は中学時代の友人と久し振りに会う約束をしていたので、その手土産を空港の土産物売り場で買いました。そしていつものように空港のセキュリティチェックを通過しました。
私の実家は田舎でもあるが故、乗る飛行機はメインの飛行路線では無いので待合室もさほど混雑はしておりませんでした。大体飛行機は小さいですしね(でもジェットです**当然か**:昔はプロペラもありました)。
飛行機搭乗口ののゲートが開くのを待合室で待っていると、そうですね、セキュリティチェックを過ぎてから10分~15分程度経ってからでしょうか、後ろから肩を「チョン! チョン!」とたたかれ、振り返ると空港のスタッフの人が後ろに立っていて
「お客様この袋忘れませんでしたか?」
そうです、僕が土産物店で買った手土産を見事にセキュリティチェックのコンベアーの上に忘れてきたのでした。
「あ! どうもありがとうございます!」
これ、セキュリティチェックを離れて直ぐだったらまだ解るのですが、暫く経ってからでしかも待合場所。小さい国内空港とはいえセキュリティチェックの場所からは少し離れています。さらに飛行機を待っていたのは私だけでは無く、流石にごった返す程ではありませんが、他にも結構な人が待っていましたので、何故空港スタッフの方が忘れた私を直ぐに見つけたのか未だに謎です。
一つの推論としては、セキュリティスタッフの人が私が忘れたのを直ぐに気が付いた。その時に私に遠くから呼びかけたが私が気が付かなかった。その時はスタッフの人は場所を離れる時間が取れず、私の事(服、体形等)を記憶に焼き付けて、時間が取れた後で私に届けに来たという事でしょうか。もしそうなら、凄い対応だと思いませんか? いや、もしそうでなくても凄い対応でした。いずれにしても空港スタッフの方の親切さ、サービスに感謝・感謝・感激です。
飛行機でのチョンボ
さて、そのように一度手を離してしまった手土産ですが、私の手元に無事戻り、飛行機の上の収納棚に置いて飛行機は無事離陸。そして故郷の空港に無事着陸。これから私の実家までは空港からさらにレンタカーを借りて移動です(レンタカーを借りるって言葉がダブっていますね。レンタカーは借りるものですから「レンタカーにて移動」で良いでしょうね。)
田舎の飛行場故、空港と電車の連結はありません。更にバスの便もさほど良くははない為、空港からレンタカーを使用する人の需要は結構高く、飛行機が一機着陸するとレンタカーのカウンターがかなり混み合います。私はこれまでの帰省でこの状況を十分に把握しておりましたので、飛行機に乗る時は座先は出来るだけ前の方、出来るだけ早く飛行機を降りてレンタカーのカウンターに直行していました。この作業のあるなしで、後の少なくても20分~30分近いレンタカー手続きの為の時間に違いが出てきます(でも荷物を預けた時は全く関係なくなってしまいますが・・)。
今回、私は予約時に前の方のシートを確保していたので、飛行機を降りる時は一番最初、そして荷物は預けずに自分の手荷物バックだけと身軽にしていたので、飛行機着陸後レンタカーのカウンターへ早足で歩いて行きました。
そして飛行機を降りて空港の手荷物受取所の横を通って外に出ようとしたその瞬間、「あ!」気が付きました。
「手土産を飛行機上の収納棚に忘れて来た!」
そうです。私はセキュリティチェックのスタッフの方が折角届けてくれた手土産を今度は飛行機の収納棚に忘れて来たのです。
何と言う注意力の無さ! 空港スタッフの方に本当に申し訳ない!
ただ、これはゲートを出る寸前に気が付いて幸いでした。場所的にはまだ飛行機に戻れます。急いで引き返しました。
ところが、これが飛行機から降りる人の流れと逆方向なので引き返すのが結構大変なのです。やっとの思いで飛行機の出口に辿り着き、乗務員の方に搭乗券を見せて自分の座席を示し状況を伝えましたが
「皆様が全部降りてから確認させて頂きます」
と、一番最初に降りたはずが結局一番最後に出る羽目になってしました。搭乗員の方が土産を持ってきてくれて荷物は無事持ち帰ることができましたが、その後のレンタカー手続きにかなりの時間を要してしまいましたのは当然ですね。でも、まあ~これも空港の出口を出る前に気付いて、ある意味ラッキーだったのでしょう。
外湯でのチョンボ
実家はかなりの田舎にあるのですが、田舎故の良い所もあって、車で10~15分位する所に温泉があり、比較的安い値段で入浴できます。地元の方は自宅の風呂に入浴するのではなく外湯として使う方も多いようです。そして、朝早くから営業しています。(確かam6時?)その分、シャンプー、タオル、石鹸等は持参が基本です。私も朝早くから起きて入浴に向いました。
そして、温泉が近づいたその時、
「あ! タオル、石鹸、シャンプー忘れた!」
またやってしまいました。基本的な入浴グッツ全部忘れたまま車を運転しておりました。一度自宅に引き返しに戻りました。まあ~朝早いですし田舎の道だから渋滞もなく引き返すと言ってもさほど負担にならないのですが、入浴グッツを車に乗せて温泉へ再度向かう。
駐車場に車を止めて銭湯の受付でお金を払うと
「お客さん手ぶらで入るの?」
そうです、折角家に取りに戻った入浴グッツ、今度はこれをそのまま全部車に忘れて身一つで温泉に入ろうとしていたのでした。ここまで来ると、もういくら朝早くて寝ぼけていたと言っても病気と言われても仕方ありません。急いで駐車場へ引き返し入浴グッツを持参。すると係の人が
「今日ボイラーの調子が悪くてぬるま湯しか出ないけどそれで良いですか?」
ええ~! 折角の温泉が・・・
しかし今更入らずに帰るわけにも行かず入浴。思いの外本当にぬるいお湯。気分リフレッシュには程遠いかなり寂しい入浴となりました。
友人への手土産でチョンボ
帰省最終日の夜に中学時代の友人と数年ぶりに会い夕食を一緒にとりました。友人は私の自宅まで車で迎えに来てくれてそして一緒に地元の道の駅に付随しているレストランで食事をしました。他愛も無い話をしながら、楽しいひと時を過ごし、そして来年また時間が合えば夕食をとろうという約束をして別れました。
自宅に戻ると何か違和感・・そうです。私は友人に手渡すはずの手土産を家に忘れたまま友人と会って食事をしていたのです。友人の自宅に持って行きたかったのですが、私は夕食でお酒を飲んだので車の運転は出来ません。かなり恥ずかしかったのですが、友人にTELして手土産を渡す事を忘れた旨を伝え、友人は翌日の朝早く仕事に行く前に家に寄ってくれて無事手土産を無事渡す事ができました。
さいごに
私はいつもこんな風にチョンボを良くやらかしてしまいます。本当に注意不足、注意散漫なのですね。この傾向は若いからずっとで、父親は「O-Chanはいつも何かかんかある」って面白そうに話していましたが、もしかしたら私はそのような星周りなのかも知れません。
一方で、本当は良くない事だとは思っているのですが、自分ではこの種のトラブルを結構楽しんでいる所もあり、外湯でボイラーが不調だった時も「残念!」と思う反面「これで土産話ひとつ出来てラッキー」と思っている自分もいます。(だからチョンボがへらないのでしょうけど)
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