腕時計が壊れてしまいました。本体ではなくベルトを止める部分です。下がその写真です。腕時計を付けて歩いている時にいきなりです。何か左腕がぶらぶらするな・・って思ったら、ベルトが腕から取れかけていました。特別何かにぶつかった訳ではありません。何故に? 原因不明。
下の写真がベルトが外れた原因の場所です。写真右端のベルトを止める金具部分が欠けているのが解ります。これは酷い。大体、金属のこの部分が欠けるほどの強い力が加わったら、付けている左手にも何らかの衝撃は受けるはず。それが全く何も感じませんでした。
一つ一番あり得るストーリーとしては、私は手を入念に洗う時は腕時計を外してポケットに入れ、手首までしっかりと洗うのですが、このポケットに入っている時に腕時計のジグ受け部が何かにぶつかったが亀裂が入るだけに留まり欠ける迄には至らず、私が腕に付けているうちに次第にその亀裂が進んでジグ受け部が最終的に欠けて、今の姿になった事。
でもポケットに入れている時にそんな強い衝撃を受けるような事も普通考えられないし記憶も無いので、原因不明のままです。いずれにしても、腕時計のように四十六時中使い、人の目にも留まるものを素人DYIで補修とまでは考えませんでした。
これは腕時計としては致命的ですね。かといって修理に出す程の高級時計でも無いし、まあ普通はこれで諦めて捨てると言うのが一般的でしょう。でも時計本体は何ら不具合なく動いています。これを捨てるのはちょっともったいない。という、根っからの貧乏性故、
何かに利用できないか?
せめて置時計として利用できないか?
と思いました。ただ、置時計として利用するには形がどうみても置時計ではない。そこで、腕時計のベルトを全部外して時計を吊り下げ式のインテリア性を含んだ形で利用できないかと思いました。吊り下げる為には吊り下げるための穴が必要です。そこで時計のベルトが付いていて貫通していない穴をドリルで貫通させて紐を通す穴を空けることにしました。下の写真がドリルで穴あけを行っている時の写真です。
ドリルはこの為にステンレス穴あけ用ドリルの径の小さいもの(1.5mmφ)をホームセンターから買って行いましたが、実際の穴あけ作業は結構きつかったです。時計のバンド固定用金具が止まっている金属ですからかなり硬い。ドリルの刃は大きいものだとジグ自体が壊れる危険性があったので1.5mmφで根気強く行いましたが、穴を貫通するまでにかなりの時間と労力を要しました(うちの電動ドリルが非力な事もあるかもしれませんが)。でも最終的になんとか下写真のように穴を貫通させることが出来ました。写真ではちょっと見ずらいですが、左右、両側のジグに穴を貫通させております。また、この時あまり強くドリルを押し付けすぎると上下2枚重ねの時計のジグ自体が外れる恐れがあったので(実際段々と接合部に隙間が空いてきました)そこは慎重に行いました。
この穴に吊り下げ用としてホルダーを通した時の写真です。最初は貫通した穴両側に紐を通して吊り下げようと思いましたが、それだとあまりにも芸が無さすぎるので片側だけにホルダーを通してみました。通結構お洒落?
使い道がないので、寝ている時、夜中や明け方に時間を見たい時に使えるようにとベット枕もとにアクセサリーとして吊り下げました。この時計が壊れた事で新しく買った腕時計は、その時針、分針には蛍光塗料が塗られてないので暗い中ですと時間が解りません。一方、壊れたこの時計は時針、分針に蛍光塗料が塗られているので暗い中でも時間が判るからです。
でも実際には、夜中、明け方に時間を確認したい時は枕もとの別LEDランプを付けて腕時計で時間を確認してしまう癖が付いていて、結局苦労して吊り下げ方の時計としてリサイクルにトライしたのですが、今の所この時計で夜中に時間を確認することはしておりません。でも、使わなくても捨てないでそれなりにDIYした事に満足。
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