20.【あの古い道(Original)】曲紹介

Original曲・紹介

2022年10月30日に【あの古い道】をYouTubeにアップしました。以前に別の投稿【夕暮れにて1,000回ご視聴ありがとうございます】にて、曲中の詞に関しては、「地名はその場所に特別な意味がある場合以外は出さない方が無難かと思っている」とお伝えさせていただいておりますが、この曲もこのポリシーの元で具体的な地名は出さず、聴いた方がそれぞれでイメージしてていただければそれで良いと考えております。実際にはOriginalの曲を作ったきっかけ、歌の舞台となっているのは奈良:山野辺の道です。

 学生自体、11月末に奈良:斑鳩、山野辺の道を散策した時、その「晩秋」の雰囲気に感激した経験を未だに忘れられません。私は北の地方の生まれなのですが、私の故郷の場合、季節は
  春⇒夏⇒秋⇒(初冬)⇒冬 
という感じで11月は雪が降り始めそれまでの秋の気温から一気に寒くなり、それに体が付いて行けず、これから冬を迎えると言う事もあり(スキーが出来ない私は寒いのが大の苦手だったので)、個人的にはかなりネガティブになってしまう季節でした。

それが同じ季節、11月の末に奈良の田舎道を歩いた時、
・稲刈りが終わった田んぼ
・枯れかけた木に柿の実
・ススキの穂
・古いお寺 ・・・
という感じで日本・奈良には秋の次に「晩秋」という季節がある事を知りました。地元の方にはごく普通の全く感じない事かもしれませんが、私にとってはこれはある種、カルチャーショックに近く
   **何て素敵な季節なのだろう**
と純粋に感じました。大和、万葉の世界間を垣間見た気がしました。そして、その時の自分の気持ちと経験を元に作ったのがこの曲です。

この昔の思い出がずっと心に残っている事もあり、またいつか晩秋に昔歩いた奈良の田舎道を歩きたいとずっと思っておりました。ここ最近でやっとそれが実現出来るようになり、昔に歩いたそのルートそのまま、山野辺の道(南コースの約半分:JR三輪駅~長岳寺)を晩秋の季節に歩きました。
歩いた時はコロナ渦の影響もあって観光客がほとんどおらず、じっくりと奈良の晩秋の雰囲気、自然を堪能することができました。
そして、この【あの古い道】の動画に用いた背景画像は、私が撮影した写真を絵画風にソフト変換して使用させて頂きました。ちなみに、当時宿泊した「奈良・山野辺ユース」は今はもう運営されていないようですね。時代の流れとは言え残念です・・。

動画作成においての反省なのですが、ミクの顔が個人的にはまだちょっと馴染めませんね。ちょっと目の位置と目の描き方自体のクオリティーが良くなく、少し「きつい」イメージの顔になってしまったのかと思っています。本当、顔のイラスト(特に目)を描くのは難しいですね。
何故、「自分で馴染んでいない顔をアップするのだ?」と言われそうですが、この頃は自分の画力ではこのミクを描くのが精一杯でしたのでご了承下さい(でもどんな顔が好むかは人それぞれですからね)。
もう一つ、曲において間奏のツインギターの組み合わせが結構気に入っているのですが、曲自体が少し長いのと併せて、この間奏もちょっと長すぎると感じていました。この曲の英語詞版「Memorial Road」ではこれを改善して思いきって曲の1番、2番のBメロを削除し、間奏も半分にしたのですが、これが思いの他上手く纏まったと個人的には思っています。もしよろしければ日本語版と英語版を聞き比べていただければと思っております。
 
ギター持参でカラオケBOXに行く時、この曲は最初に声ならしに歌う事が結構多いですね。未だに上手く奏でる事の出来ないスリーフィンガーのピック奏法の練習曲としても丁度良く、またテンポ、声域的にも最初の腕と声ならしには私には結構適しているようです。
そしてこの曲にはもう少しだけ曲作成に関しての逸話があります。この続きはこの曲の視聴回数1,000回到達の感謝記事用に取っておくこととさせて頂きます。

詞/曲:O-Chan

君と初めて出会った時は 風が澄み渡ってたあの古い道
遠い夢を石ころ蹴飛ばして 話歩いてたね秋の深い午後
 枯れかけている道端の木に 柿の実が一つ残る
 季節の流れに逆らうように
 あどけのない君の仕草に 心が安らいでいた
 遠いあの頃 遠い日々よ・・

君に微かに肩触れたのは 都会(まち)へと帰る駅のホーム
連絡するよと約束をして アドレス交わしてたね電車待つ午後
 動き始めた窓から見えるホームの階段の上
 見えなくなるまで手を振っていた
 明日から戻るいつもの生活 人混みにまかれながら
 ため息ついて外を見てた・・

 君と歩いた想いで全て 僕の中で生きている
 時間の流れに抗いながら
 今年の秋もまたあの場所を 君と一緒に歩こう
 写真の君は変わらないまま・・

君と初めて出会った時は 風が澄み渡ってたあの古い道
今も心に残る思い出の道

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