勉強机のリノベーション奮闘記(その4):再大改造

DIY_DTM(Video)

再リノベーション背景

 これまでの勉強机のリノベーシ奮闘記(1~3)の成果で暫くの間は満足してリノベをした勉強机を使っておりましたが、私がDTMに使っているラップトップPC:Lenovo:G510がCubaseを含め、作曲の為の色々なプラグインソフトを併せて動作させるとどうしても少し役不足、頻繁にフリーズするようになってしまいました。そこで、思い切ってPCを新調することにしました。PCの新調に伴うメモリ増設で若干のトラブルがありましたが、それは別記載(「メモリ増強で立上らないPCの立ち上げ奮闘記」https://o-chan-dtm.com/pc-memory-expansion/337/)をご参照下さい。
そして、折角なのでこの機会にPC新調と共にモニターも1台増設してデュアルディスプレイにすることにしました。PCモニターは前に増設したと同じ型番の機種で統一することにしました。27インチで2万円程度でしたから、PCをラップトップからデスクトップに変える事によりモノディスプレイに戻ってずっとストレスを感じながら使う位ならと思い、今回思い切りました。そこで、これで問題が発生しました。

 これまで行った勉強机のリノベーションは、そもそもモニターを1台を増設すると勉強机のスペースが足りなくなるためその改善策として行ったものです。それが、モニター2台となれば更なるリノベが必須です。27インチモニター2台では、寸法的に液晶の表示部分は机からはみ出してしまいます。つまり、机の上の棚の横枠が邪魔になって机の上には納まらない状態になってしまいます。選択種はありません。折角リノベをした机上棚でしたが、思い切ってこれを廃止することとしました。奮闘記1~3でリノベした勉強机の上棚は残念ながら数ヶ月の命でした。更に併せて、DTM専用にスピーカーも購入することにしました。DTMの為にYAMAHA電子ピアノClavinovaを修理したのですが(https://o-chan-dtm.com/yamaha-clavinova-clp-170/7/)、やはり慣れて来るに従って後ろから音を聞くのではなく、前から音を聞きたくなったのと、Clavinovaはピアノの音の音質が良すぎてPCやスマホから聞く音とピアノの音質に圧倒的な違いがありすぎたからです(Clavinovaで聞いて満足したピアノの音をスマホから聞いて幻滅する事しかり)。これより、折角修理したYAMAHA電子ピアノClavinovaのDTM:入出力ツールとしての寿命も数か月でした(でも私はこの修理工程自体を楽しんでいたので問題はありません)。

机再リノベーション計画

今回の勉強机の再リノベ計画は次の通りです
(1)机上部の棚を撤去。
(2)撤去した棚の天板をPCモニター用の台に転用する。モニター台の下にPC、上にモニターを設置する。
(3)モニター台の左側にスピーカー用の座台を上棚の仕切り版を用いて増設する。右側は机とは別に設置してあるラックにスピーカー台をこれも仕切り版を転用して設置する。
(4)蛍光灯スタンドをモニター台上に移設する。

モニターを2台並べると、モニターの表示(液晶部分)部は寸法的に机からはみ出してはしまいますが、モニターの支柱を支える基台は2台並べても机の横幅内に納まる寸法でした。

スピーカー座台の制作

(1) 左側スピーカー座台の制作
スピーカーはそれなりの重さがあります。私が購入したYAMAHA MSP3もカタログ値では1台:4.4Kgあります。DTMには耳の高さとスピーカーの高さを合わせる事が重要との事ですが、丁度モニター台の上にスピーカーを乗せると耳の高さに合います(目の高さと同じですから当然か・・)。これより左側スピーカーに関しては、モニター台にスピーカー台を拡張して設置することとしました。具体的には、勉強机上棚の外した仕切り板をスピーカー台座に転用。ただし、スピーカーの重さに負けないように、モニター台と座台とのオーバーラップ部分をしっかり取り、さらにボルト4本で止めました。ボルト穴の穴空けは奮闘記1で紹介した電動ドリルを使いました。台座の作成写真は以下の通りです。

(2) 右側スピーカー座台の制作
右側のスピーカー座台は机とは別に、机の右、壁側に置いてある木製ラックの棚板にボルト穴を空けて、長めの勉強机仕切り板を転用しました。ラックの棚板の高さは左側スピーカー台の高さとほぼ同じになるように調整しました。下の写真でスピーカーの左下に見えるのはヘッドフォンを掛けるためのフック(インテリとしてのセンスが悪いので後で変えようとは思っております)。スピーカー右上の棚にまだ移設前の蛍光灯スタンド底面が映り込んでしまいました。

いずれの場合もさすが勉強机用の仕切り板。4.4Kgのスピーカーを乗せてもたわみもせずしっかりと固定されております。勉強机の固くかつ強い木の材質に感謝です。

蛍光灯スタンドの移設

(1)蛍光灯スタンド移設計画
本再リノベーションを行うに当たり、一番苦労したのが蛍光灯スタンドの移設でした。机上棚の天板をモニター台に転用したので、机の幅とモニター台幅とは寸法がぴったり合いますが(当然ですが)、蛍光灯スタンドをその上に置くと、1台のモニター台座がモニター台からはみ出してしまいます。モニター2台でぎりぎりの寸法なので蛍光灯スタンドを置ける幅が無いのです。さあ、これをどうするか? 蛍光灯スタンドの移設を諦めるか? 諦めるのは簡単ですが、ここは自称プチDIY、暫くの間の思案の結果、この蛍光灯スタンドはモニターとは並べずに奥に引っ込んだ形で置くこととしました。要は、モニターと並ぶから寸法が足りなくなるのでモニターよりひっこめて置けば良いと言う事です。ただし、それにはもう一つの問題。蛍光灯スタンドを奥に置けるほどの縦幅自体がモニタースタンドにありません。そこで、別途蛍光灯スタンドの台座を作成し、その台座をモニター台の背面に更に固定するという、2段手法を取る事にしました。

(2)蛍光灯スタンド台座の製作
蛍光灯スタンドの底面は下写真のように外枠があり、その内部にビス固定用のネジ穴が切られています。この固定用台座も勉強机上棚の仕切り板を転用することにしましたが、この仕切り板に蛍光灯スタンド固定用ネジ穴を空けるには3本のネジ穴の位置をしっかりと合わせる必要があります。ただし、何せ蛍光灯スタンド底面の外枠が邪魔で、私の技術では物差しではmm単位での正確な寸法測定が出来ません(ただ単に私の技術の問題です。これまでの過去で、このようなケースで結局空けた穴の位置が合わなかった事は数知れず)。これより、今回私は新たに型紙方式を採用しました。具体的には
・A4の普通紙に蛍光灯スタンド底面の枠を鋏で切り取る(寸法は大体で良い。要は底面のひっこんだ所に紙が入ればOK)。
・次にこの紙を蛍光灯スタンド底面のひっこんだ部分に押し当て、ネジ穴部を鉛筆で押し付けて紙に穴を空ける。
・この紙を台座に押し当て紙に穴が開いた部分をマーキングしてその部分にドリルで穴を空ける。
というものです。これでしたらひっこんだ部分へのネジ穴開けも精度良く出来ます(実際は少しずれて3本のネジのうち2本しか入りませんでしたが・・。これは鉛筆の先で空けた穴が小さかったので、その分、多分1~2mmあるかないか程度の位置ずれが起きたせいだと思います。ネジ穴の大きさに合わせて紙への穴も大きく空けるべきでした:反省です)。

この蛍光灯台座固定用のビスは太く、8mmサイズの穴を空ける必要がありました。さらに、勉強机用の仕切り板は固い材質の木が使われていて、用いていた非力な小型電動ドリルでは穴を3本貫通させるのが非常に難しく、かなりな時間を要すると共に途中で充電を何度か行いました。結局3本の穴を空けるためだけに結構な時間を要してしまいました。

(3) 蛍光灯スタンド台座の固定
このようにして蛍光灯スタンドを台座に固定したら、次にそれをモニター台に固定です。蛍光灯スタンド台はモニター台の後側に突き出す形となります。これもボルト4本で固定しましたが、これは初めに蛍光灯スタンド台座に穴を空け、その穴からモニター台座へ鉛筆を通してマーキングしたので位置合わせは問題ありませんでした。下写真で一番右側がちょっとわかりにくいですがモニター台背面を立てて撮影しておりますので、実際は蛍光灯スタンド台が下側(床側)に突き出ている形です。

再リノベーション完了

 再リノベーション(4)完了後の写真です。新しく買ったデスクトップPCはモニター台の右下側に設置。左側モニター台の下はラップトップPC収納場所。英語歌詞作成の時の英語辞書検索や、Cubaseやビデオ作製の為ソフトは解らない事が多いので、DTMの作業をする時、他の方のYouTube教育ビデオを参考にしながら作業するので専用の別PCがあるのはかなり便利です。かなりごつくなって秘密基地の司令塔のようになりました。Beautiful!
 勉強机の袖机は勉強机右横に移動、この写真ではその上にヘッドフォンを置いていますがちょっとした物置用として利用しております。右側スピーカー台座のフックがこの写真ではありませんが、たまたま接着テープ強度が弱くて外れた時に撮影しました。私のDTMの実力はまだまだ「?」ではありますが、このようにDTMを理由にDIYを行う事で結構満足してます。
 
 ここまで読んで頂いて勘のよろしい方は「これまで固執していた【上棚小引き出し】はどうした?」と思われるかもしれません。大丈夫です。小引き出しも別の場所に移設しました。それはまた別途記事をアップする予定ですので、それを楽しみにしていて下さい。

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