初音ミク綱渡り動画作成(PowerDirector365)

DIY_DTM(Video)

はじめに

2023年2月18日にYouTubeにアップした「ピエロはポーカーフェイスで」で、ミクが綱渡りをする動画をPowerDirector365で作成しました。元来のずぼらな性格により、ミクが歩くアニメーション作成の為の何枚もの原画セルを描くのが手間なので、右足前原画と左足前原画2枚のみの組み合わせにより綱渡りの表現にトライしました。ただ、別投稿「PowerDirector365:ミクと椅子が動く動画の作成」と同様、私がPowerDirector365をまだ使いこなせていない為か、この動画作成が結構大変でしたのでその経験をお伝えします。似たような動画の作成を考えられている方の少しでも参考になれば幸いです。

綱渡り動画の基本構想

ミクが綱渡りするシーンの基本構想は
①右足が前に出ている原画を奥からゆっくりとズームしてミクを徐々に拡大してゆく、そして
②途中で左足が前に出ている原画と切り替えてそれを切り替えたと同じ場所から同じ速度でゆっくりとズームを継続する。そして再度
③右足が前に出ている原画に切り替える。
というものです。
この作業を繰り返すことにより奥から綱渡りをして歩いてくるイメージを表現しようと思いました。右足と左足の切り替えの頻度が多ければ多い程歩いているように見えるとは思いますが、切替の頻度が多くなる程設定が増えるので、それは労力と併せて適度なバランスで。

右足前の画像

下の写真が右足前の原画の一例です。最初は小さな画面から始まって徐々にズームして行く事によりミクが手前に向かって来るように表現しました。実際にはこの原画の後ろにロープ原画、更にロープの原画の後ろにサーカス隊の画像があり、ミクとロープ原画の背景をクロマキー合成により透明化して画像を重ねております。

歩くと同時に、ほんの少しだけ角度設定をしてミクを傾け少しの「よろめき」の表現を試みました。この時、別投稿「PowerDirector365:ミクと椅子が動く動画の作成」でお伝えした通り、PowerDirector365での角度設定は画面画角全体の回転となってしまいますので、枠線が画像で気にならないぎりぎりの範囲で微妙に角度を付けてよろめき歩きを表現する事としました。下の例では角度は-5°設定です。この角度でも十分にミクのよろめきを表現できますし、端の枠が既に画面から外れてしまっております。ここはバランスですね。

左足前の画像

左足前の画像も基本的な進め方は右足前の画像と一緒です。奥からズームをかけて近づいて来るように表現。枠線が目立たない程度に少し角度を付けてちょっとしたよろめき感を出す。
右足前画像から左足前画像に入れ替える際、基本的にはX軸値、Y軸値の値が右足前画像の最終値を左足前画像の最初の値とすれば合うはずなのですが、右足前と左足前では足の位置が違うためかX軸、Y軸値(メインはX軸)を同じにしても中心位置がずれて画像がずれてしまいました。都度、値の微調整をかけて数値を設定し直す必要がありました。具体的な例として、右足前画像での終了時のX軸値そのままを次の左足前画像最初の数字で入力すると、ミクがロープから外れてしまう事態が発生してしまいました。

ただ、これはミクが細いロープの上を移動していた為に目立ってしまった一因もあったと思っております。ミクの足元に比較の物がなければあまり目立たなかったかったかもしれません。あるいは、思いきってもっと太いロープにすれば良かったかもしれせん。ただ、それでは綱渡りではなく、板渡りになってしまいますね。

PowerDirector365タイムゾーン

動画全体を見渡すPowerDirector365のタイムゾーン画像が下の画像です。ミク画像は右足前画像のカラムと、左足前画像のカラムを分け、図の右側に進むとそれに伴い時間が進む設定です。時間が進むにつれて右足前画像と左足前画像を交互に切り替える設定としました。
  下の図では①左足前画像⇒②右足前画像⇒③左足前画像⇒ ⇒ ⇒
と繰り返しています。

実際に動画を見てみると、この設定では右足前画像と左足前画像に切り替わる時が一気に切り替わるのでこれも違和感大でした。具体的にはいきなり画像が切り替わるので右足前と左足前に連続性が見られません。これより、右足前画像と左足前画像を同じカラム内に入れて都度クロスフェードでオーバーラップさせることにしました。これにより大部切り替わりはスムーズになって来ました。

実際の動画を見ると、ミクの右足と左足の切り替わりはもっと頻繁にあった方が自然だとは思いますが、それだとこの作業が半端なく大変なのでこの位で手を打つことにしました。

ズーム画像設定を途中で切ると・・

今回の一つの発見(困った事)は、用いたPowerDirector365のズーム:自由工程の設定で、画像を途中で切ってしまうと短く切った画像でも切る前の最初の設定を引き継ぐ事でした。
具体的には、トータル20秒でズーム倍率を0.5⇒1.0まで持って行く設定:
    ①0.5⇒(10秒)②0.75⇒(10秒)③1.0 (トータル20秒)
を②で切ってトータル10秒の画像にすると
    ①0.5⇒(10秒)②0.75 (トータル10秒)
で10秒でズーム0.75倍の画像にはならず、最初の倍率設定を引きずって
    ①0.5⇒(5秒)②0.75⇒(5秒)③1.0  (トータル10秒)
で、10秒でトータルズーム倍率0.5⇒1.0の動画となってしまいました。

これはこれで使い方によっては便利なのかもしれませんが、今回のように途中で倍率を変えた原画を入替する時は、途中で切ったら切った時点の数値がそのまま反映される設定を出来るように出来ればかなり便利だと思いました(10秒で切ったらズーム0.75で止まる)。それなら、一枚の長い動画を作成して、途中でカットして行き、画像を入れ替えるだけですみますので。
でも、もしかしたらこれは、私がその設定法を知らないだけかもしれないので、今後もう少し調べてみたいと思っております。個人的にPowerDirector365は動画作成にかなり優れたソフトだと思いますので、何か対策はあるのかとも思いますので。
後この作業の後で、やっぱり原画セルを何枚か作って最初からアニメーションを作った方が良かったかとも思いましたが、それはまた将来的なチャレンジとさせて頂きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました