12. 【あの街で この町で(Original)】曲紹介

Original曲・紹介

2022/09/04:12曲目の「あの街で この町で」をYouTubeにアップしました。この原曲も自分が大学時代に作成したものです。当初、曲を作成した際、Originalの詞のサビは
  ~大阪でめぐり逢い 大阪でひかれ合う 馬鹿な二人に~
として大阪が舞台の詞としておりました。曲のイメージとして大阪をイメージしていました。
 上田正樹さんの「悲しい色やね」
   (サビ) ~ Hold me thight 大阪ベイブルース ~
 BOROさんの「大阪で生まれた女」
   (サビ) ~ 大阪で生まれた女やさかい 大阪の街よう捨てん ~
等の影響を知らず知らずのうちに受けていたのかもしれません。

曲が出来て直ぐに大阪出身の友人に聞かせたところ、
(友人)大阪では「馬鹿」という言葉は使わんわ
とのコメント。いうことで、詞の舞台を大阪に固執するとサビの後半は
 ~大阪でめぐり逢い 大阪でひかれ合う アホな二人に~
と「アホな二人に」となります。BOROさんの「大阪で生まれた女」は大阪弁を詞の中に上手く取り入れて絶妙な雰囲気を出されておりますが、私の場合は「アホな・・」にするとなにかちょっとシリアスさが欠けてお笑いみたいになるような感じて笑ってしまいました(全くの個人的見解です)。
 この曲は、始めに「馬鹿な」の部分のメロディーを含んだフレーズが浮かんできて、それをベースに他のフレーズを付け足して行って作ったので、この「馬鹿な」は自分なりの曲の根幹で生かしたいと思いましたので、舞台・大阪は諦めて別の舞台にすることにしました。次に浮かんだのは舞台を横浜にして
  ~横浜でめぐり逢い 横須賀でひかれ合う 馬鹿な二人に~
でした。横浜、横須賀なら「馬鹿な」でも違和感無く感じました。そして題名も「横浜めぐり逢い」に変え、私の手書き楽譜の中でずっと眠っておりました。
 今回、YouTubeにアップするにおいて曲を見直したら、詞は別に大阪や横浜に拘る必要は無いんですよね。港が見える街ならどこでも成立する詞です。逆に地名を入れるとその曲のイメージを狭めてしまうとも思いました。そして、今回「あの街で この町で」と詞を再度変えました。
 
 私は「街」という漢字に対しては、ビル街、繁華街、等を含めた都会で少し冷たいイメージを持っています。一方「町」という漢字は農道、田んぼ、畑等も含んだ田舎的な要素も含んでいて「街」よりも暖かいイメージです。このイメージで二人は冷たい「街」で出会った後、移り住んで行くが今後の将来が暖かくなる希望を込めて「街」⇒「町」としました。ちなみにWikipediaでは、
 (まち)とは、都市の中のデパートや商店街飲食店などのアーケードがあり、集客力の高い繁華街、もしくは商業地区をいう。
 (まち)は、市街地やその区画。小規模な都市や、あるいは都市の一部の狭い区画
とありますから、私の抱いていたイメージと近いかと思います。

 編曲においては、曲の途中からストロークで入ってくるアコースティックのサイドギター音(Ample Guitar T)、及び間奏のAlto SaxとTener Saxの重奏(いずれもCubase:HALion Sonic SE)の部分が個人的には気に入っております。(エフェクトとかコンプレッサーとかの技術はまだ持ち合わせていないので、ずぶの素人ですがこれはご勘弁)

この曲を聴いた身内からは、「お前**と言うのがなんか気にかかる。別の言い方なかった? 例えば”あなた”?」とコメントを受けました。確かに、「お前」よりは「あなた」の方が良かったかもしれません。まだまだ改善要です。
一方で友人からは、「~寒い体寄せあえば 全てがわかるさ~のフレーズを聞いた時、状況は違うけれど自分の過去の経験を思い出してドキッとした」とのコメントを受けました。このフレーズを聞いて「あの時相手はどんな風に自分を感じていたのだろうと?」と思ってしまったとの事でした。自分の曲が誰かの心に届き、その人の思い出とシンクロした話を聞けてこれほどなく嬉しかったです。この言葉を聞いただけでも、この曲を自分の手書楽譜の中だけに埋もれさせておかないで、世に出して良かったと思いました。

詞/曲:O-Chan

港に揺れてる遠い灯を 見ながら過去を話していた
お前が暮らした下町も ネオンに消されて見えないさ
あの街で めぐり逢い この町で ひかれ合う
馬鹿な二人に 夜が冷たい

港を出てゆく遠い灯を 見ながら夢を話していた
こんなに疲れた顔をしちゃ ドレスが似合わなくなるよ
あの街で めぐり逢い この町で 愛し合う
馬鹿な二人に 月が悲しい

嘘をつくのならせめてもう少し上手くつけ
寒い体寄せあえば 全てがわかるさ

あの街で めぐり逢い この町で 生きて行く
馬鹿な二人に 星が寂しい muh

馬鹿な二人に 風が優しい

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